胡ろくは馬に乗る際に腰に装着して使われたとされ、大陸の騎馬文化の影響を受けた可能性がある。同じ古墳からはこれまでに、一つの頭の前後に顔が二つある人物埴輪や翼を広げた鳥形埴輪も初めて出土している。人物埴輪のほおには、矢の羽根部分と矢尻の入れ墨らしい線が彫られていた。専門家は「大和政権とは異なる独自の発想を持つ勢力が存在したのでは」と推測している。
岩橋千塚古墳群は大阪府岬町から和歌山県北部の紀の川流域を拠点とする有力豪族だった紀氏の墓とされ、紀氏は朝鮮半島や中国との交流も盛んだったとされる。
岩橋(いわせ)
紀氏(きうじ)

